眠れぬ森の
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全てが終わった今、オレは骸を恨むべきかそれとも感謝するべきか分からないでいた。

リボーンさんの意を汲むのなら、恨むべきだろう。リボーンさんの望みは叶わなかったのだから。

しかし骸がいなければ、オレは突然身に起こった出来事に翻弄され、結局何が起こったのか理解しきれないままだっただろう。

それを考えると、どうにも恨みにくい。骸の行動は全てリボーンさんに対する嫌がらせだったとしても。


なんにしても、リボーンさんは眠ってしまった。

永遠に覚めない眠りに。

オレはとうとう堪えきれず、目から水を零す。

オレはそのまま、リボーンさんの亡骸を抱いて泣いた。


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ああ、こんな小さな身体で、今まであなたはどれだけ、どれだけ―――…