リボーンちゃんの日常
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マーモンと一緒にジュースを飲んだあと、リボーンちゃんは再び歩き出した。

暫く歩くと、道端に何かが落ちているのを見つけた。近くに寄って見てみるとそれは可愛らしく包まれたキャンディーである事が分かった。


「おおー」


リボーンちゃんは何の疑いもなくそのキャンディーを拾った。そして気付いた。

キャンディーが落ちていた少し先にも、キャンディーが落ちている。


「おおおおーー」


リボーンちゃんは目を輝かせながらキャンディーを拾っていった。

拾っても拾ってもキャンディーは尽きない。

両の手でもポケットにもキャンディーが入りきらなくなり、遂に帽子を脱ぎその中にキャンディーを入れていくリボーンちゃん。

そしてキャンディーがある部屋の中まで続いているのに気付いた時―――――…


「リボーンさん?」

「獄寺!?」


リボーンちゃんの愛しい愛しい獄寺くんの声が聞こえ、リボーンちゃんはそちらに突進して行った。


「見ろ獄寺!!こんなにたくさんのキャンディーが落ちてたぞ!!」

「はぁ…?道端に落ちてるものを食べたらお腹壊しますよ?」

「他にもキャラメルとかチョコレートとかもらった!!」

「見事に甘いものばかりですね」

「一人じゃ食いきれない。獄寺。オレの部屋で一緒に食おうじゃないか」

「………拒否権は…ないんですよね…」

「当たり前だ!!」


諦め気味の獄寺くんの腕をリボーンちゃんが掴み、自室へと進んでいく。

その一方、キャンディーを置いていったヴァリアーのボスは部屋の隅でざめざめと泣いていた。


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ちなみにマモーンちゃんも女の子設定。