親子
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そして、その発言から数時間。

朝日が昇るか、昇らないかという時間帯。


「帰ったぞ。獄寺」


どこかへと出掛けたリボーンが帰ってきた。

その腕には…ひとりの小さな赤ん坊が抱きかかえられていた。


「あの…その子は…?」

「ん?…ああ、オレたちの子だ」

「え…?」

「一生懸命育てるんだぞ。獄寺」


こうして、リボーンと獄寺の夫婦の間に一人の子供が設けられた。

その子供はツナと名付けられて、二人の手で大切に大事に育てられた。


そして…それから10年の月日が流れた。