本物への道
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「どこに行かれるんですか?」
「仕事だ」
オレの方など見向きもせずに言葉を放つリボーンさん。
「…その身体でですか?」
とオレがそう言うと、今度はリボーンさんは首だけでオレに振り返った。その顔は呆れていた。
「…お前な…一体何のための補助だ?」
「………了解しました」
オレの仕事はリボーンさんの補助。どうやら片時も離れられないらしい。
リボーンさんはまたすぐに歩き出す。オレは一歩後れて着いていく。
…ああ、ごめんなさいリボーンさん。
あなたはオレのことなど嫌いでしょうけど。
オレはあなたのことが大好きです。
あなたはオレが傍にいるこの空間に苛立ちを感じているみたいですけど。
オレはとても幸せです。
…ああ、ごめんなさいリボーンさん。
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