Roman - 呪われし者たち -
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「ヘマすんじゃねーぞ、コロネロ」

「お前こそな、リボーン」

「そこ!私語は慎め!!」


軽口の言い合いに、軍人気質のラルの容赦ない叱咤が飛ぶ。


「…オレはお前の生徒じゃねーっつの」

「オレの生徒であるコロネロに声掛けた時点で同罪だ!馬鹿者!」

「アルコバレーノになったとき破門になったんじゃねーの?オレ」

「うるさい!」


お前が一番うるさい。


リボーンとコロネロはほぼ同時に思ったが、それを言えばもっとうるさいことになるのは分かりきっていたのでもちろん黙っておいた。