Roman - 教え子の面影 -
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それは数時間前のこと。
リボーンが目を覚ますと、そこは獄寺の胸の中だった。
そうか、とリボーンは思い出す。獄寺とは愛人になったのだと。
誰かに抱かれて眠るだなんて、久しかった。自分は心地よかったが、しかし獄寺に浮かぶは苦悶の表情だ。
リボーンは眠っている獄寺を起こさないようにそっと抜け出して、部屋から出た。
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