Roman - 黄昏のアルコバレーノ -
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口調は勤めて軽口。だけど、内心は必死に獄寺の言葉に耳を傾けているのだから笑うしかない。

今更、何に縋るつもりだ?アルコバレーノ。

獄寺の判断に全てを委ねるつもりか?自身の考えを捨て、生じた責任を全て弱い恋人に押し付けて。


―――――くたばっちまえ。


そう、思った天罰でも下ったのか、