大きな桜の木の下で
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それから多忙ながらもいつも通りといえる時間が過ぎ、あっという間にその日の仕事が終わった。
その頃には夜もすっかりと深けていて、リボーンが荷物を持ってハヤトを迎えに行くとハヤトはソファの上ですやすやと眠りについていた。
リボーンはハヤトを起こさぬよう優しくそっと抱きかかえる。そしてそのまま車へと向かった。
そしてその帰り道、ふとリボーンの目に止まるものがあった。
「……………」
リボーンは暫し考えた。いつもならばこのまま真っ直ぐに帰る。のだが…
だが結局リボーンは車を止めて、ハヤトをおぶり外に出た。
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