寒空の下で
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それはある寒い日のこと。

ツナの家に遊びに来た獄寺が、リボーンに問い掛けた。


「…ね。リボーンさん。…一緒に出掛けませんか?」


そう聞いてくる獄寺に、リボーンは静かに言葉を返す。


「そうだな。そうするか」

「はい」


リボーンは獄寺にぴょんと乗っかって。そして獄寺はリボーンを抱きかかえて。


「じゃあ行くか」

「はい」


二人揃って外に出る。

吐いた息が白かった。