死して亡霊話す者有り
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「すいません10代目、お待たせしました」

「獄寺くん…早かったね。またあそこに行ってたの?」

「ええ、そうです」


獄寺は微笑と共に答える。



「リボーンさんのセーフハウスに行ってました」



それは、ボンゴレアジトから比較的近いリボーンの隠れアジトの一つで。

ある日、獄寺はリボーンからそれを譲り受けて。

それ以来、獄寺はしょっちゅうそこに足を運んでいる。


「それで、用件は何でしょう」

「ああ…うん。あのね…」


ツナは獄寺に仕事を言い渡し、獄寺はそれをこなしに向かう。

ツナは獄寺の後姿を目で追い、その後獄寺がいたセーフハウスの方角を見た。