死と無の間
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「ではリボーンさん、早速10代目たちの所へ行きましょう。リボーンさんを思い出してもらわないと!」

「ああ…」

「どうしました?気が進まなそうですが…ああ、先程誰にも知られてないと言ってましたね。オレからも説明しますから」

「それはいいんだが…」

「…何か心配事でも?」

「………何かを忘れてる気がするんだよな…」


なんだっただろうか、とリボーンは顎に手を当て考える。

けれど暫く考えても、リボーンはそれを思い出せなかった。


「うーん…」

「…リボーンさん、お疲れでしたら一度どこかで休みますか?」

「…いや、いい。…行くか」


言って、リボーンは自分から歩き出す。

獄寺はその後を追った。