その選択が、全ての過ち
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ボンゴレ10代目の右腕、獄寺隼人を捕らえた。

という情報が、ミルフィオーレの幹部である入江正一の下に入った。


「…獄寺…隼人」


聞くところによると、10年前の世界から来たらしい。

自分よりも若く幼い、何の事情も把握してない獄寺隼人。


「やはり…一度会って。話をすべきでしょうね…」


ぼそりと呟くと、背後から声が。


「隼人ちゃんのところまで行くの?僕も行くー」

「白蘭様…あまり楽しくはないかも知れませんよ」

「良いのー!若くて可愛い隼人ちゃんに会いたいだけだからー!」


見た目よりも幼い口調でケラケラと笑いながら彼は…白蘭は言う。


「はぁ…分かりました。では…一緒に行きましょうか」

「うん」


こうして白蘭は、部下である入江正一と一緒に獄寺隼人のところまで赴いた。

こうして白蘭は、自ら惨劇の下へと足を踏み入れた。