世界の終息
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「うーん…」


某月某日。

獄寺は自室で唸っていた。

ベッドの上をごろごろと何度も転がる。

考えているのは無論愛しきリボーンの事。

そして。


「―――よし、決めた!」


獄寺は決意する。



「告白しよ!!」



ぐっと背伸びをする。

以前のクッキー騒動から進展は全くと言っていいほどない。

とはいえ、いつまでも先延ばしにしていい問題でもない。

勝算なんてない。

どうなるかなんて分からない。

なんなら、玉砕する可能性の方が大きいだろう。

それでも、決めた。

そして、そうと決めたら行動するのが獄寺なのだった。