世界の終息
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「そんなわけで、町まで行ってきます」


「なにがそんなわけなんだ?」

「まあそれはお気になさらず。そんなことよりも、ちょいと買い物に行ってきます」

「待て待て。行くならオレも行く」

「なんと」


獄寺の胸が高鳴る。一緒に町へ。これはよもやデートというやつではあるまいか。

しかし今回ばかりは一人で行かなければならないのだ。特にリボーンはNGだ。


「用を済ませたらすぐ帰ってきます。リボーンさんのお手を煩わせる程ではありません」

「駄目だ。最近町は治安が悪い。お前一人で行かせるわけにはいかん」

「ですが…」


獄寺の抗議も空しくリボーンと出ることになってしまった。