マフィアな死神
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リボーンは早朝に帰ってきた。見たところ、彼はどこにも怪我など負ってない。雨に打たれたのか、スーツが少し濡れてるぐらいだ。少なくとも捜査期間中に彼は死ぬことはない。


「千葉か……オレは眠いんだ。緊急の用件以外は後にしろ」


忙しい、ではなく眠いと言う辺り年相応かも知れない。

そして私の用件は取り分け緊急というわけでもないので後にすることにした。疲れている人間の相手は、私も疲れる。

だから私はそのままリボーンを見送った。話などリボーンが起きてからでも出来ると思って。

だけど私には一つだけ誤算があった。


リボーンは、起きなかった。