冷たい貴方
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「リボーンさんってば!」

「なんだ。鬱陶しいぞ」


いつもと変わらず獄寺を突き放すリボーンだが、それにも獄寺は怯まずにリボーンの腕を掴む。


「離せ」

「手当てします」

「は、お前にそんな器用な真似出来るかよ。シャマルの所に行く」

「あいつは男は診ませんよ。…それにオレ。あいつから免許皆伝貰ったんですから」

「初耳だな」

「何度も言いましたよ。貴方は興味がなさそうでしたけど」


でもそんなことはどうでも言いと、獄寺はリボーンをどこか手当て出来る所へと連れて行こうとする。

リボーンは断ることすらも煩わしく思ったのか、帽子を深く被り直すと抵抗することを止めた。