うたた寝
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「リボーンさん」
「どうした獄寺」
「恥を忍んで証言します。…オレ、実はついさっきまでうたた寝してたみたいなんですよ」
「そうか。まぁお前ずっと働き詰めだったもんな。疲れも溜まってたんだろう。それで?」
「夢を見ていた気がするんですけど、よく覚えてないんです。なので…確認をさせて下さい」
「確認?なんだ、言ってみろ」
「ありがとうございます。…じゃあリボーンさん、オレの部屋に入りました?」
「そうだな。さっきツナに書類を届けるよう言われて持って行ったな」
「ああ、はい。書類の確認はしました…机の上にありましたね。じゃあリボーンさん、オレに声掛けました?」
「そうだな。一度お前を呼んだな」
「ええ。オレも一度名前を呼ばれた記憶があります。…じゃあリボーンさん、オレに触れました?」
「そうだな。お前があまりにも静かだったから、死んでるんじゃないかと思って肩に手をやったな」
「そんな真相でしたか…はい。肩の感触も覚えてます。じゃあ、リボーンさん」
「なんだ?」
「………」
「何で顔を真っ赤にさせる?」
「そういうあなたこそどうして笑っているのでしょうか」
「馬鹿。オレはいつだってこの顔だ」
「そうですか………その、リボーンさん」
「ああ」
「リボーンさんオレに……………キス、しました?」
「………、」
「あああごめんなさい!リボーンさんがオレにそんなことするはずありませんよね!オレが変な夢見ました!それだけですすいません!!!」
「―――獄寺」
「はい!!」
「お前、夢なんか見てねーぞ」
「はい!って、…え?」
「全部事実だ」
「………!リボーン、さん…」
「…どうでもいいけど、ああゆうのは二人っきりのときにしてほしいというか…」
「完全に二人だけの世界に入ってるね」
「クフフ…熱々ですねー」
ボンゴレの守護者たちはみんなのいる部屋の中で突然甘い空気に突入したリボ獄を見ていたが…数分で飽きて業務に戻った。
「もうリボーンさん!ああゆうのはオレが起きてるときにして下さいよー!」
「悪い悪い。お前があまりにも可愛かったもんで、ついな」
「二人とも出来れば早めに現実に帰ってきて!!!」
ついに我慢出来なくなったツナの突っ込みがボンゴレに響いた。
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あ、10代目いたんですか。
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