最愛の人を蘇らせる為の唯一の方法
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その日の夕食はハンバーグにした。
肉を捏ねるところから作る手作りハンバーグ。無論、味もばっちりだ。
「そういえば、リボーンさん」
「なんだ」
「今日、オレの姉貴が来たんですよ」
「姉?お前には姉がいたのか」
「ええ。自分の主のところに来てほしい、と言ってきました」
「受けたのか?」
「いえ、撃ち殺しましたけど」
「そうか。それで?」
「ええ…姉貴の主は、隣町を治めるマフィアのボスみたいなんです。それで…もしかしたら、報復で、リボーンさんに危害が……向かうかもしれません」
「そうか」
「申し訳ございません!!短気を起こして姉貴を殺しちまって……こうなることは予測できたはずなのに…」
「その程度の相手になら、しょっちゅう狙われている。別に気にしないでいい」
「リボーンさん……」
きらきらとした視線をリボーンに向ける獄寺。
ああ、なんと頼もしいお方か。ていうかマフィアのボス相手にその程度て。どれだけ命狙われてるんですかリボーンさん。
そしてその数日後、やはり夕食中にリボーンが「例の、お前の姉の飼い主だった奴を仕留めたぞ」と告げ、獄寺を更に陶酔させた。
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