夢とハヤトたん
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「というわけで!!出来ました!!」


と、チョコレートまみれのハヤトがよれよれのラッピングでリボーンにチョコレートを差し出す。


「怪我とかしなかったか?」

「きゅー!包丁も使わないのにどうやって怪我するんですか!!」

「転んだり調理器具で頭をぶつけたり」

「きゅー!?なんでリボーンさんご存知なんですか!?」

「お前のことなら何でも分かるさ」

「きゅー、流石です!!」


ハヤトは打ち付けたところを撫でてもらっていた。


「それはそれとして、チョコレートのお味の方はどうですか!?」

「苦いな」

「きゅー!リボーンさんのお好み通りですね!!」

(…まさか狙って炭にしたのか…?)


そんなことをリボーンが思う傍ら、まぁ周りでも同じようなことが起こっていた。雲雀のとことか。

ちなみに初めて料理をしたという長女ちゃんのやっぱり炭のような物体はシャマルに贈られたがシャマルは「惚れた女の初めて作った料理を食えた!!」と感激していた。

あと普通に美味しい奈々ちゃんの手作りチョコをゲットしたツナと長男くんではあったが、他の女性陣になんだかんだでチョコ(という名の炭)を(半ば無理やり)渡されやや涙目だった。

そしてそのあと真打ちといわんばかりにビアンキが台所から現れてポイズンなクッキングをみんなに振舞った。ハヤトはそれを食べようとして男性陣に必死に止められていた。

そしてその一ヵ月後、女性陣にはホワイトデーには三倍返し…どころではないお返しが贈られた。


「きゅー!楽しいです!!」


ともあれ、ハヤトは今日も笑顔だった。