夢とハヤトたん
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「―――――ハヤト!?」


扉が開けられる。

現れたのは…現れてくれたのは、ずっとずっと、ハヤトが望み、願い、呼び続けてきた―――


「リボーン、さん…!!!」


ハヤトは思わず駆け寄り、リボーンに抱きついた。

思いっきり飛び付いて、離れないよう力強く抱きしめて、子供のようにわんわんと泣いた。


「リボーンさん…リボーンさんリボーンさん…!!よかった、よかったですリボーンさん!!」


尋常ならぬハヤトの様子に、しかしリボーンは特に気に留めた様子はなかった。

むしろ、ハヤトを抱き返し……安堵のため息を吐いていた。


「………無事か」

「…きゅ?」


そしてハヤトはリボーンが無事だったことに安心し、先ほど見た夢の内容をリボーンに話した。

そしてリボーンもまた…似たような内容の夢を見たと告げられた。


「そうなんですか!?」

「ああ。オレの場合はお前が死ぬ夢だったけどな」

「きゅー!?」


リボーンの見た夢もまた、ハヤトがある日突然病に倒れ……そしてみなの厚い看病も虚しく―――というものだったらしい。


「きゅー…ううう、リボーンさん!!」

「なんだ?」

「今から病院に行って、お医者さまにお身体診てもらってきて下さい!!」

「オレはいいから、お前が診てきてもらえ」

「きゅー!ハヤトは平気です!!それよりリボーンさんが…」


その後、何故か「二人で診てもらう」という結論に至るまで30分ほど掛かった。

…それぐらい、お互い取り乱していたのだ。


そして…診てもらった結果。


「…発病する直前だったって……ちょ、それ大丈夫なの!?」

「ああ。ちゃんと処方してもらった。治るってよ」

「きゅー…」


なんとリボーンもハヤトも、同じ病を身体の内に抱えていたことが分かった。

幸い発見が早かったため発病までは至らなかったが…もしも今日病院に行ってなかったら。


「……夢の通りになってたかもな。ぞっとしねえ話だ」

「はぅう、リボーンさんが無事でよかったです!!」

「お前もな」


リボーンがハヤトの頭を撫でて、ハヤトが嬉しそうな顔をする。

そんなこんなで、やっぱりハヤトは今日も笑顔だった。