雲雀恭弥の憂鬱
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「では、いってきますよー!」


ハヤトはリボーンと共に玄関に来てお出掛けの挨拶をした。見送りには全員集合する。


「いってらっしゃいママ。すぐに帰ってこいよな!!」

「こーら、その乱暴な言葉使いいい加減直しなさい。…いってらっしゃいママ、車に気を付けてね」

「知らない人についていったら駄目だからな」

「迷子になったら慌てず騒がず電話するんだよ?」


物凄い過保護な対応だった。未だにママは子供たちに心配されていた。


「あ、あぅ…だだだ、大丈夫ですよ!ハヤトはその気になればひとりでも生きていけるのですから!!」


………。


思わずみんな沈黙。そして。


「あ、あぅ…やっぱり無理ですごめんなさい。ハヤトはみなさんがいないと淋しくて死んでしまいます…」


ハヤトは二秒で謝った。


淋しくて死ぬ以前の色んな問題でハヤトは一人では生きていけないだろうがまぁそういうことで話は収まった。