雲雀恭弥の憂鬱
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そして今度こそリボーンとハヤトは仕事に出掛けていく。
見送りが終わると雲雀は朝食の片付け。それから昨日の分の洗濯物を今の内に干しておく。
そして子供たち用のお弁当を包み、終わる頃には出掛ける時間になっているのが毎日だ。
「みんな準備出来てる?そろそろ出るよ?」
「はーい」
子供たちが通う学校は結構離れているので送り迎えは雲雀の役目だ。学校は小学生から大学までエスカレータ式なので送り先はみんな同じ。
リボーンとハヤトは仕事へ。そして子供たちは学校へと送ったあと雲雀は事前に用意しておいたメモを出して街中へと車を走らせる。
まずはお買い物だ。少なくなってきた調味料。それにお米に野菜と食材を買い漁る雲雀。
そういえばと更に雲雀はデパートへ。雲雀は長女ちゃんからノートを買ってくるよう頼まれていたのだった。
それに長男くんからは今度学校の授業で使うらしく画用紙とクレヨンを。あと次女ちゃんからは美味しいデザートを希望されてしまい本屋さんでレシピ本を眺める。
みんなで作ってパパとママを驚かせたいとか言ってたから選ぶのは比較的簡単なのを。えーと足りない材料は…あ。そういえばシャンプー足りてたっけ…?
そんな感じで午前の買い物を終え、家に戻ると雲雀は買ってきたものを仕舞い掃除を始める。
元来綺麗好きな雲雀は広い家を丁寧に掃除していく。
時間を掛けて掃除を終え、太陽の光を浴びて乾いた洗濯物を取り込んだ頃に雲雀のお昼は終わる。
そして午後から雲雀は会社に出向き育児休暇中に溜まった仕事を片付けて。
時折会議にも参加しているが、会議時間の八割ほどの時間を書類ではなく夕方のタイムセールスのチラシを延々と睨みつけているので最近はあまり会議には出ていない。
そして雲雀は夕方頃まで仕事をして会社を出る。
―――子供たちの、迎えの時間だ。
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