「10代目、」

「あー…電車行っちゃったよ…1時間に1本しかないのにー」



































「時間余っちゃいましたね」

「獄寺くん何でそんな平気そうなの…」


































「待つ間ずっと貴方の傍に居られますからね」


































「…。何言ってるんだよ!これからずっと一緒なのに」




































「オレの隣に居るんだろ?」

「ええ。勿論です。」


































雨宿りみたいに二人くっついて。
果てない地平線を眺めて見てる。

重ねた手の温かさとか強さとか。
このまま遠くまで、どこまでも。

どこまでも。





































++++++++

















* こもたけ屋敷。2006/02/28. *














































・ここから先は管理人の独り言です・


サイト開設記念がこんなでいいのかと思いつつ(苦笑)。
一度はやりたかった10年後ネタの一つです。見方によっては
獄寺くんが撃たれてるような気がしますが、これでも、
管理人はツナが獄っくんに撃たれてる気で(しかも満々で!)
書いてました(わお/笑)もちろん、以下にあることも
管理人の解釈というか言い訳なんで気にしないで下さい!


狂ってしまったツナ。
ファミリーのために一生懸命頑張ってきた彼。
気付いたときにはみんな異質の目で見ていて、誰も理解者など
いなかった。下された判断は至極簡単なことで「死」。

一方、獄っくんはずっとずっとツナの傍にいたから、
ツナの心の変化や適応、みんなの見る目や気持ちの変化、
すべて独りだけが知ってたんですね。だけど(だからこそ)
獄っくんは絶対にツナの傍を離れないと固く心の中で誓って
ちゃんと最後だって見届けると。撃つ時もきっと彼はわかってた。
もうとっくに彼は狂ってしまっていたけど。それでも、ツナを
救えるのは、開放出来るのは…自分しかないと。

愛しくて、愛しくて。
どんなになってもツナを愛すると、そんな獄っくんでした。
もちろんツナだって獄っくん大好きでしたから。愛してましたから!

10年後でそんなツナは、慈愛に満ちているといいと思いました。
死ぬことより、もう獄っくんのことが気になって。自分より、
銃を構えた獄っくんが痛そうで辛そうで。だから微笑むんです。
苦しい顔なんてしたらずっと彼がそれを抱えて生きていくから。
ツナの意地なのかも知れないです。そんなのは許されないって。
恋人に。右腕に。見せる最後の自分は笑っていようと。



まあ、…捏造しすぎですね!ごめんなさい(笑)




















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…熊の大好きな方が言ってました。

曰く。「人は萌えだけで死ねる」のだと。


――全く持ってその通りだと思います! なんですかこの萌えの塊はぁ!!


ツナの苦悩を知り、ツナの行動を理解し、ツナを全て受け止めた獄寺くん。

獄寺くんに自分を押し付けてしまったツナ、獄寺くんの事が気懸かりなツナ。

…せめて少しでも、獄寺くんの負担を軽くしようと最後は笑っていったツナ。


………死にます。素敵過ぎて。

ていうかリクには「死にネタ」は (入れたかったけど) あえて入れなかったのに

見事に入れてくれたこもたけさんは熊の嗜好をばっちり理解していると思います。

こもたけさん素敵なお話をありがとう! これはツナ獄ですよ! 狂ってなお好きな人を見失わなかったのだから!


はぅー!! 萌え萌え! こもたけ。様ありがとうございました!!