チュンチュンと聞こえる小鳥の囀り。
温かく、少し狭さを感じる中リボーンは眼を覚ました。
「ん‥、」
眼覚めを抗いたくなる程の温もりを感じるが、外から差し込む光に今は朝だと気付き、一度浮上した意識を沈ませたり(二度寝)はせずにゆっくりと瞼を持ち上げる。
「ぅお‥!」
眼を開けた瞬間に視界に飛び込んだのは、自分をジーッと見詰める円らな翡翠の瞳。
突然の光景に不覚にも身体がビクリと跳ねる。
「りびょ〜‥v」
「隼人‥ 起きてたのか、」
驚きでドキドキと痛む心臓を抑えて、リボーンは昨夜の事を思い出す。
そうだ。自分は今、白蘭の家に泊まっていて、夜は隼人と一緒に眠りについたんだった。
隼人が一緒に眠っている事は嬉しいが、寝起きにガン見されているのには流石に驚いた。
深呼吸をし、流れる汗と高鳴る心音をなんとか鎮め、リボーンは隼人に『おはよう』と朝の挨拶をする。
「ばーらん、おき、ちぇ〜」
「んん〜‥ まだ夜だよぉ〜」
見れば、隼人の横には白蘭も一緒に眠っていて、リボーンが起きたので白蘭も起こそうと隼人は声を掛けた。
台所からは朝食の良い匂いが漂ってきている。
別の部屋で寝ていた正一がとっくに起き、朝食を作っているのだ。(本当にできた男だ)
「ばぁらん、おきぃ〜」
「はぁくん‥おいでぇ〜‥」
「う?」
「もっかいねんねしよ〜♪」
「ぁいっv」
「いや駄目だろ」
折角隼人が起こしてくれたというのに、その隼人を巻き込んで再び寝ようとしている白蘭の頭をリボーンは叩く。
「痛っ!!リボーンくん酷い!僕、寝起きなのにぃ;」
「さっさと起きねぇ方が悪い」
「めっ?」
「そうだ。ちゃんと起きない奴はメッ!だ」
「ばぁらん、めっ!」
「うぁぁぁっ;ごめんなさいぃ!;」
まだ眠い。どうやら朝は弱いらしい白蘭だが、それ以上に隼人に叱られたりするのは嫌だ。悲しくなってしまう。
「ちゃんと起きるからぁ〜; はぁくん、起こしてくれてありがと♪」
「うう〜v」
「正一が居なかったらどうなってたんだかな」
今も一人で朝の準備をしている正一を思い、リボーンは軽く息を吐く。
白蘭だけだったら確実に一日のサイクルはメチャクチャになっていた事だろう。
「正一が家を留守にする時は、俺の所に来い」
「あう?」
そう言い隼人の頭を撫でるリボーン。
心から隼人の身を案じての言葉だ。
「ちょっ、僕もちゃんと起きたり出来るんだからねぇ〜!;」
毎朝二度寝しようとしている人物の言葉を信じる方が難しい。
「だったらお前も家事をしろ」
「やるよ?僕だってお手伝いするし、ご飯作ったりだって出来るけど‥‥僕がやる前に正ちゃんが全部終わらせちゃうんだもん」
まるで被害者のように言う白蘭に、そうやって言ってるうちは駄目だな。とリボーンは更に息を吐く。
「白蘭さーん、起きて下さい!‥‥って、あれ?起きてる?」
「お早う!正ちゃん♪」
「そーちん〜v」
「よぉ。正一。朝から大変だな」
「隼人君にリボーンさんもお早う御座います」
挨拶を済ませた後、正一はもしかして‥と、口を開く。
「リボーンさんが白蘭さんを起こしてくれたんですか?」
「この馬鹿が二度寝しようとしてたからな」
「 ずっとこの家に居て下さい‥!! 」
「正ちゃん!?;」
リボーンの言葉に感極まったように言う正一。
それもそのはず。白蘭は本当に朝すんなり起きてくれなくて、隼人まで巻き添えに二度寝しようとする。
それを正一が起こすのだが、それが本当に面倒なのだ。
相手が正一という事もあって、白蘭は最大に駄々を捏ねて布団に包まる。
それでも諦めずに布団を引っぺがしたり、白蘭の為を思って起こしてるのに『酷いよ正ちゃん!僕凍死しちゃう!正ちゃんの意地悪ぅ〜!!』と泣き叫びながら隼人を抱き締める。それを見た隼人に白蘭を苛めてると思われて『そーちん、めっ!』と言われたりする始末だ。
今朝はそれがない。これを感動せずにいられるだろうか!
「リボーンさんが居てくれたら毎朝平和。隼人君も喜ぶし良い事ずくしです‥!」
もし‥、白蘭とリボーンとで敵対し合う事があったとしたら、正一は初めは白蘭に付きつつも途中でリボーン側に寝返ったりしそうだ。もしもの話だが。
「そう言って貰えるのは嬉しいが、俺はこの後帰るぞ」
「りびょ?」
「ええっ!?どうしてですか‥っ!?;」
どうしてもなにも、リボーンには他に家がある。
今日は一泊したが、自分の家に帰らなければならない。ずっと居るわけにはいかないのだ。
一体どうしたのかと首を傾げる隼人に、悲しげな声を上げる正一。
白蘭だけが嬉々とした笑みを浮かべていた。
「俺が居ねぇとダメダメな奴が居るからな。登校前にツナに一発ヤキ入れなきゃなんねぇ」
「そんなっ‥;僕達もリボーンさんが居ないと駄目です‥!」
「あうう〜」
流石最強家庭教師。そのカリスマ性でまた新たに信者を増やした。
「いや、お前なら大丈夫だ。白蘭の世話は大変だろうが‥お前なら出来る」
「でも、もう‥僕、挫けそうです‥;」
「それでも今までやってきたんだろう?隼人も居るんだ。隼人の為にも頑張れるはずだ」
確かに、ここで挫けたら隼人まで白蘭と堕落の道へと進ませてしまう事になる。
リボーンの、自分の力も評価し信じてくれている言葉が熱く胸に響いた。
「分かりました‥。僕、頑張ります」
「よく言った。俺もたまに様子を見に来てやるからな」
「はいっ!!隼人君と一緒に待ってます!」
「うう〜っ」
「‥‥‥‥なんか、感動シーンみたいだけど‥。凄く複雑なのはなんでだろ?」
熱い言葉を繰り広げる正一達を前に、白蘭は複雑な面持ちで呟いた。
「あの、帰る前に朝食を食べて行って下さい」
「そうするか」
「あう?」
「ご飯を食べるぞ、隼人」
「あい!v」
「‥‥‥‥」
正一の言葉にリビングへと向かうリボーン達。
白蘭は徐に正一へと近付くと、少し真面目な声で正一に話し掛けた。
「ねぇ、正ちゃん」
「なんですか?白蘭さん」
「‥まさかとは思うけど、リボーンくんとはぁくんの交際を認めようなんてしてないよね?」
「ははは、嫌ですねぇ」
「そうだよね!?認めるわけないよねぇ?」
「リボーンさんになら隼人君の将来を預けても良いかな、是非末永くお願いします。って思っただけですよ」
余 計 悪 い よ っ ! !
え?なになに?それって、結婚前提のお付き合いも認めちゃうって事だよね?
それ駄目じゃん!僕は認めないよ!確かにリボーンくんは少しシッカリしてる感じあるけど、小さいし!一体リボーンくんの何処にはぁくんを任せられる要素を感じたの?正ちゃんはまだリボーンくんと会ってそんなに日が経ってないのにぃっ!!
それでも白蘭よりは安心出来ると認識するには充分すぎた。
リボーンだったら自堕落になる事はないし優しいし頼れるし。
それに気付かないのは白蘭だけだった。
「もーっ!正ちゃんったらすっかりリボーンくんに騙されてぇ〜!」
何も騙されてはいないが。リボーンに正一が心を許した事にプンプンと頬を膨らませて不満を露わにする白蘭。完璧な孤立無援状態にご立腹だ。
誰か自分と同じくリボーンくんを敵と見る人はいないのだろうか‥?
ピンポーン
その時、玄関から呼び鈴の音が鳴り響いた。
「皆様、お早うございます」
「朝早く悪いな」
訪問者はユニとγ。
出迎えた白蘭は、いつもは恐怖の魔王に見えるユニが救世主に見えて眼を輝かせる。
「ユニぃ〜!よく来てくれたよぉーっ!!;」
「ど、どうしたんですか?;」
今までにない熱烈な歓迎にユニも驚く。
「実はね‥、今、はぁくんの彼氏気どりな子が来てて‥;」
「 なんですって!? 」
驚きから一瞬にして般若のような形相に変わる。
ユニは全身から墳怒のオーラを立ち込めさせ、部屋の奥を睨みつけた。
「γの言ってた子どもが来ているのですか‥?」
「あの黒い赤ん坊がか!?;」
焦り始めたのはγ。このタイミングに白蘭宅に来たのを激しく後悔する。
一日の始まりに隼人に逢って癒されたかったが、思わぬ阿鼻叫喚の地獄絵図を見る事になりそうだ。
「それでね、正ちゃんがその子にすっかり騙されて、はぁくんとの仲を認めようとしてるんだぁぁ〜;」
「あんのモヤシクソ眼鏡ぇ‥!」
白蘭の言葉に、正一にも殺意を抱くユニ。
心強い味方が出来た事に白蘭は心を弾ませる。
「分かりました。その悪い虫を私が排除してくれます」
「流石ユニっ!有り難うっ!!」
恐怖のお姫様たるユニ。味方につけばこれ程頼もしい人物はいない。
白蘭は大ハシャギでユニをリビングへと招いた。
きっとユニならリボーンくんをどうにかしてくれる。そんな期待を持って。
だが、その期待も一瞬で打ち砕かれる事になるのだった。
「リボーンおじ様!!」
「チャオ、ユニ。元気そうだな」
『悪い子はいねぇがぁ!?』と叫び回る鬼の如く部屋に踏み入ったユニ。
見たものを瞬殺する気合いだったのだが、それはリビングに居る目的の子ども。リボーンを見た瞬間霧散し、しおらしさを纏わせてしまった。
「リボーンおじ様!どうして此処に‥?」
「ん?ああ‥。隼人がどうしてもと俺を引き止めたからな」
「にゅに〜v」
「はぁちゃん‥v って、もしかしてはぁちゃんの恋人気どりな悪い虫っていうのは‥‥」
「なんの事だ?」
リボーンおじ様の事でしたの!?と、驚愕するユニ。
それを決定付けるように、後から来た白蘭が言葉を放つ。
「そのリボーンくんがはぁくんと正ちゃんを誑かしたんだよぉ!」
「そうだったのですか‥」
「だからなんの事だ?」
当事者なのに分かってないリボーン。
白蘭はリボーンが誑かしたと訴え、γはユニが暴走したらどうしようとハラハラしていた。
そんな中。ユニは暫く考えるように俯いた後、何かを決意したように顔をあげた。
「 ‥おじ様なら、しかたありませんね 」
「え?」
「リボーンおじ様は素敵で完璧な方です。」
「ちょっ‥;ユニ‥?;」
「リボーンおじ様ならはぁちゃんを任せられるのではないかと思います!」
むしろリボーンおじ様しかいません!!
戸惑う白蘭を余所に笑顔で断言するユニ。
部屋に来た時とは違って眩しすぎる笑顔だ。
「そんな‥っ;ユニまで‥!;」
「にゅに〜 がまぁ〜」
「どうしたの?はぁちゃん」
「どうしたんだ?」
「こぇ、りびょ〜v」
ユニとγはリボーンを知らないと思い、隼人はリボーンに抱き付きながら名前を教えた。
それはまるで自分の彼氏を紹介する娘の如し。
頬を赤くしながら嬉しそうにリボーンを紹介する隼人にユニとγは胸が熱くなった。(ついでに正一も)
「まさかこんなにも早く隼人からフィアンセを紹介される日が来るとはな‥」
「しかも相手がリボーンおじ様!もう言う事有りません!」
「隼人くん、リボーンさん、記念に写真撮らせて下さい!」
感動に眼を潤ませる保護者3人。
正一は承諾を聞く前にパシャパシャと激写している。
「りびょ〜v」
「ま、まて隼人‥;皆が見てるだろーが」
「うう〜v」
「せめて向こうの部屋で‥‥って、うおっ;」
ユニ達に見守られる中、隼人は更にリボーンに身を寄せて擦り付く。
人前では恥ずかしいとリボーンは顔を赤くしながらも隼人を引き離すなど出来ず、
ふと隼人と眼が合ったと想ったら急にその翡翠の瞳が迫り、次の瞬間にはブチュ〜と勢い良く唇を奪われた。
「おおっ!」
「まぁv」
「ナイスショットです‥!!」
更に響くシャッター音。
息を全て吸いつくされる様なキスは数十秒にも渡った。
「ぷはっ、‥‥‥‥きゃあv」
「‥‥‥‥‥」
実際は数十秒。体感的には永遠とも思える時間重ね合わせられていた唇がようやく離れる。
隼人は自分でしたのに恥ずかしそうに両手で顔を隠し、
リボーンはただ無言で立ち尽くしたまま固まっていた。
そしてリボーンの視界はだんだんと滲んでいく‥。
「お前等、もうそこまで進んでたのか‥!」
「きゃぁぁv相思相愛ラブラブなのね!」
「二人の式にはこの写真を引き伸ばして飾りましょう!」
「あう〜v」
だがまだ誰もリボーンの変化に気が付かない。
「正一さん!私にもその写真下さいね!」
「俺も貰っとくか‥//」
「心から欲しいくせに仕方なくを装わなくて良いですよ、γさん。充分気持ち悪いから」
「りびょ〜vもっかい〜v」
「あらvもう一回可愛らしチュウを見れるのね‥‥って、え!?」
「おい!?どうしたんだ!?;」
「リボーンさん!?あ!隼人くん、待って‥!!;」
「りびょ〜〜〜v」
ようやくリボーンの眼に涙が溜まっているのに気付いたユニ達。
だが、急いで制止しようとした正一の言葉も遅く。
唯一涙に気付いてない隼人はリボーンに再度濃厚なチュウをぶちかました。
「うう〜v」
「う‥」
「あう?」
「ひっ‥;」
「りびょ?」
「うぁぁぁぁんっ;;」
再び隼人から数十秒のキスを受けた後、リボーンはとうとう大きな瞳から大粒の涙を滝のように流した。
慌ててユニ達はリボーンを宥めようとするものの、リボーンは帽子を深く被り絶対に顔を見られないようにしながら‥‥むしろ全てから逃避するようにしながら決して小さくはない泣き声をあげた。
「うぁぁぁ‥っ;」
「りびょ?いちゃい?」
「うぐっ、はやっ、はやとぉぉ〜っ(泣)」
「あいっ!」
「うぁぁぁぁぁぁぁんっ」
泣きながらも隼人にしがみつき顔を埋めるリボーン。
お昼寝直後のように、人前でのキスにリボーンは恥ずかしすぎて泣いたらしい。
最強のヒットマンの涙腺を壊す最強の敵は”羞恥”だったようだ。
それなのに隼人に抱き付くのは余計恥ずかしくないのだろうか?と思えるが、
今のリボーンにはもう何が何だか分からなくて、とにかく眼の前の癒しの存在に縋ったのだった。
隼人は突然泣き出したリボーンに驚きつつも、どっか痛いのかと心配しながら抱き付くリボーンの背を優しく撫でた。(正確にはバシバシ叩いているが、それが隼人に出来る精一杯の”優しく撫でる”だった)
「リボーンくん」
そして全てから塞ぎ込み泣くリボーンを誰も宥められずにオロオロしていた時。
全く予想していなかった人物がリボーンに声を掛けた。
「白蘭さん?」
「ほら!リボーンくんこれ見て!」
正一達が驚きの声をあげる中、白蘭は白いケーキ(しかもホール)をリボーンに差し出した。
唐突すぎるこれにはリボーンも驚き泣くのを止めた。
「なんだこれは?」
「ケーキだよ♪」
「いや‥;それは見てわかるが‥」
「リボーンくんにあげようと思って、今作ったんだ」
どんだけ早いんだよ!?
今って‥リボーンが泣いている間に!?
各自驚く中、白蘭はニコニコとケーキを差し出す。
「見て見て!イチゴの代わりにマシマロを乗せたんだ♪」
「お前は馬鹿か?甘いもんに甘いのを乗せてどうする。甘い生クリームには酸味のあるイチゴを‥」
「中に入ってるから大丈夫だよ☆」
だいぶわけ分かんないけど、そう言った後『はぁくんと一緒に食べよ♪』とテーブルへと二人を促した。
それは泣いてしまったリボーンを泣きやませようとの行動に思え‥‥
正一達は更に驚き目を丸める。
「白蘭さん‥ どうしたんですか!?;」
「ん〜?」
「そうですわ!白蘭様はリボーンおじ様とはぁちゃんの仲を認めていなかったんじゃ‥」
「まさか一服持ったのか!?;」
有り得る!!!
「いや、流石にそんな事してないよ;」
むしろそれしかないと全員納得しかけた時、白蘭は否定の言葉を吐いた。
「ええっ!?じゃあ何でですか?;」
「油断させてから殺るおつもりなのですか‥!?;」
「白蘭‥それはいくらなんでも‥‥;」
「だーかーらーっ;毒も持ってないし後から消すとかもしません!;」
ことごとく予測を打ち壊す白蘭。
疑問は更に積もるばかりだ。
「白蘭さんが好意だけでこんな事するわけありません!」
「正ちゃん‥それ結構酷い;」
(( 私(俺)も同意見だけど‥ ))
「ん〜っとね、まぁ、敢えて言うなら今日‥っていうか昨日は最高におめでたい事があったからかな‥‥‥‥」
「え?それってなんですか‥?」
「‥‥‥‥僕も分かんないけどね。なんとなく」
なんとなくって;;
それでもまぁ、白蘭が良い行動をしてくれたので。今はそれにただ感謝するしかない。
「お祝を兼ねて、プレゼントだよ♪」
そう言う白蘭の視線の先では、早くもケーキを前にハシャイでいる隼人とリボーンの姿があった。
「りびょ!けぇ〜きぃ〜v」
「美味そうだな」
「う、りびょっ」
「え?」
「あいっv」
「なっ// 食べさせてくれんのか?」
「あう〜v」
「あ、ありがとな//」
ケーキは渡したけどスプーンとかフォークは渡していなかった。
(渡していても隼人は上手く使えないが)
隼人はケーキの上のマシュマロを手で掴むと、それをリボーンの口へと運んだ。
リボーンはその意図に気付き、照れくさそうに頬を染めて帽子のツバを下げたが、
暫く笑顔でマシマロを差し出す隼人を見ると、おずおずと小さな口を開けたのだった。
「りびょ、ぉ〜しぃ?」
「ん// 美味いぞ」
「もっかぃ〜v」
もっと食べてvと隼人は再びマシュマロを掴んでリボーンに差し出す。
そしてそれを食べるリボーンに、隼人は華のような笑顔を見せた。
リボーンも先程泣いていたのが嘘のように穏やかになり、隼人の笑顔と甘いケーキに心癒されるのだった。
二人の周りでは白蘭達が温かな視線でその光景を見守り、
平凡な一室に何事にも代え難い至福の時が満たされていた。
結局その居心地の良さから抜け出せず、再度夜が訪れた時には。
リボーンは再びツナの自宅へと電話を掛ける事になったとか。
( endless end....? )
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またも神様へ☆
先日おめでたい事がありましたのでお祝いの気持ちも込めましたー!
白のケーキは絶品の方向ですので大丈夫ですv
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青嵐の月虹さんに宿泊赤子の続きを書いてもらいました!! ありがとうございますー!!!
はい、おめでたいことにとうとうリボ獄の仲がミルフィの中で公認になりました!! やったー!!
あともうめ! とか!! め! とか可愛すぎです!! むしろ言われたい…!! はぁはぁ…
てか隼人がリボーンさんを紹介するときとか!! 想像したら可愛らしすぎてお似合いすぎて熊はもう、もう…!!
リボーンさんは赤子の姿でカップリング的に色々苦労してましたが主にリボ獄的な意味で苦労してましたがその苦労も報われましたね!! よかったねリボーンさん!!
そしてちゅーですよ!! キス魔の隼人ですよ!! 畜生見せ付けやがって☆ 萌え!!
そしてまた泣いたー!!! はぅあ!! リボーンさんが、リボーンさんがまるで赤子のようです!! いや赤子なんですけれども!!(落ち着け!!)
そして白蘭様のケーキは熊へのお祝いなのだそうです! 実はこの日…熊のパソのハヤトが無事に帰ってきたのです!! そのお祝いに白蘭様がケーキを焼いてくれたと!!
わーい白蘭様ありがとうございます!! うまうま頂きました!!