「獄寺‥ 眼を瞑れ」

「はい‥」


獄寺の部屋に着いた俺は、キスを強請る獄寺に‥約束通りしてやる事にした。
言っとくがこれは仕方なくだからなっ!!してくれなきゃ傷が開いて死ぬ、と獄寺が言うから‥!!


「わかってますから早くして下さい」

「うぐ‥っ」




獄寺め、いつの間に読心術をマスターしたんだ!?
(ただたんにリボーンが全部口に出して叫んでただけ)


俺の言いつけ通り眼を瞑っている獄寺。
その端整な顔に俺は暫し恍惚となる。

伏せられた長い睫毛、今は眉間に皺は一切寄せられず穏やかな表情を作っている。そして薄くほんのりと赤みを帯びる桜の様な唇‥。


コイツは人間じゃねぇ!!//// (良い意味で)


こんな完璧な人間がいてたまるか!!なんだ?美の女神の化身か!?神か!?
実は獄寺は人間が思い描いた至高の存在で、信じる者だけに見える妖精の類い‥‥



「もー、このままじゃコーヒーが覚めちゃいますよ?」


チュッ、



「さ、早く飲みましょう!」



獄寺の言葉の後に訪れた浮遊感。
そして眼前に迫り視界を埋め尽くした妖精(獄寺)の顔。
そして唇に押し付けられた柔らかい感触。


きっと今の出来事を把握したら俺は死ぬ。

働き出した生命装置によりリボーンは思考を遮断。
獄寺の淹れたコーヒーを一気に飲みほす。

砂糖は一切入れていなかったはずなのに、それは胸やけするほどに甘かった。










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後書き



すみません‥。勝手ながら、思わぬ嬉しずぎるお話に『愛渦修行』のその後を書かせて頂きました☆


お部屋に戻ったリボ獄。
やっぱリボからはなかなか踏み込めないかも‥と。
そこで相手が尻り込んだりすると男前と度胸とS心が湧きたつ獄寺さん。
流石はイタリア育ち。
パッとチューするのではないかと。
同じくイタリア産なリボーンさんですが脳内エラい事に。
まるで核爆弾投下されたような衝撃かと☆




それでは、度々送り付けすみません!
この度は本当に有り難う御座いますv










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なんと月虹さまが愛渦修行の続きを書いて下さいました!! ワオ!!
ああ、ヘタレです…リボーンさんがいい感じにヘタレです。そして強気獄! むしろ普通にちゅー!!
この冷静な獄といっぱいいっぱいなリボ様のカップリング…たまりません!! 萌えです!!
素敵なリボ獄、こちらこそ本当にありがとうございました!!