あなたはとても小さな人。それをいうと怒るのだけれど、でも事実。
あなたはとても小さな人。いつも周りを見上げてばかり。可愛らしい姿。
あなたはとても小さな人。石垣の上、誰かの肩。高いところを好む。
こないだ、ついにオレの肩にも乗ってくれた。嬉しい。
あなたはとても小さな人。けれど実力はとても大きな人。敵わない。
あなたはとても小さな人。気にしているのか、この間牛乳を飲んでいた。
あなたはとても小さな人。小さくてもいいのに、大きくなろうとする。
あなたはとても小さな人。そのままでいいのに、大きくなろうとする。
あなたはとても小さな人。でも見かけに騙されてはいけない。
あなたはとても小さな人。すぐに追い抜くからな、と言われてしまった。
「今に見てろ」
「小さいままでいいのに」
「オレはいやだ」
「では諦めます」
「ああ、そうしろ」
「でも、」
「?」
「せめてその姿のうちは、オレの肩に乗ってくださいよ」
「仕方のない奴だ」
そう言うとあなたは、やれやれといった感じで、けれどオレの肩に乗ってくれた。
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あなたの重み。オレの幸せ。
リクエスト「今週のWJ見たく獄の肩に乗ったR様の話なんかを…」
リクエストありがとうございました。