―――どれほどの時間が過ぎたのだろう。


やがて指が抜かれて。


同時、オレの秘部が伸縮するのが、自分でも分かった。





「り…ぼーん、さぁん……」





自分の口から出たのが信じられないほどの、耳を塞ぎたくなるほどの甘い声。


オレの秘部に、熱く、硬いものが押し付けられる。


それが少しずつ―――オレの中に、入ってくる。





「あ―――ああぁぁ…」





舌は無論、指とも比べ物にならないほど大きなもの。


いくら解したとはいえ、時間を掛けて慣らしたとはいえ、それでもその大きさには痛みを覚えて。


それがどんどん、どんどん……中へ中へと、入ってくる。


オレの内部が、喰われていく。


それはオレがなくなっていくかのようで。


……怖い。


そう思う間にもオレの中は、リボーンさんで埋まっていって。


そして…





「…全部、入ったぞ……獄寺」


「ぁ、ぁぁ……」





オレの中を、リボーンさんが埋め尽くす。


それは炎のように熱くて―――溶けてしまいそう。





「獄寺…力を抜け」


「む…り、です……」


「動かないでいるから、深呼吸して…身体を落ち着かせるんだ」


「は…ぁ……ぁ―――」





言われた通りに、深呼吸する。


そうしていると、オレとは別の呼吸音が聞こえてきた。


荒い息。





…リボーンさん……?


…ああ、そうか。


リボーンさん、本当は動きたいのを、我慢してくれてるんだ。


入れる時もゆっくりで…本当に、ゆっくりで。


オレに気を遣って、オレを思って。





全ては、オレの為に。





骸の自分勝手で、無遠慮な強姦など、比べる事すらおこがましい。


…思わず、笑みが零れた。


気付けば、痛みは随分と引いていた。





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